リンゴの木の寿命はおおよそ60年~70年。60年前に初代が植えたリンゴの樹は、今では1本しか残っていません。私が若いころに植えた樹が現在樹齢20~30年で、果樹園の大黒柱ですが、それも徐々に息子の樹に植え替わり、あと30年もすればほぼ無くなってしまうでしょう。リンゴ農家は、自分の植えた樹とともに人生を過ごします。手前味噌ではありますが、私は自分が育てた樹で完熟したリンゴが一番美味しいと思っています。そして、もっと手軽に年間を通してこのりんごを楽しんでもらえないかと考え、果汁づくりに挑戦したのが、もう30年も前のことです。

しかし、既に売られているようなただのりんごジュースをつくっても意味がありません。つくるのならば、究極のりんご果汁をつくりたい。それがりんご農家である私のこだわりでした。その開発には時間がかかりましたが、自分の育てたりんごの美味しさを再現したい一心で、やっと生のりんごに引けをとらない贅沢な味のジュースを作り出せるようになりました。そのノウハウを応用して、今ではりんご以外の様々な果物の果汁もつくっており、多くのお客様に喜んでいただけています。これからも本物の味にこだわった、商品開発に挑戦し続けていきます。